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2007年 10月 01日
感謝と戸惑いとビーフハート
楽しみにしていたイベントが二つとも終わってしまった、、。あー、なんか寂しいなぁ。
どちらのイベントも前の日の夜くらいから、あぁ、明日が終わったら終わっちゃうんだ、、とちょっと複雑な気分だったのです。また日常がやって来る、みたいな。楽しみが大きい分だけ、その反動が大きいのです。

でも、僕は昔から、日常/非日常、というような考え方にどうも馴染めなくて、まぁ、僕がヒネクレているからなのでしょうが、いや、非日常なんて要らない、非日常的なことまで含めて全部、日常なんだ、というような考え方をしてきたのです。
例えば、こういうイベントだったりというのも、心理的な浮き上がりがあったとしても、それは、あくまでも誤差的なもので、むしろ、その浮き上がりこそ日常に取り込んでいかなければいけない、というような。カレンダーにフラグを立てて、それを目印にして日常をやり過ごすのではなく、日常を粛々と過ごす過程で、一つの道標としてフラグを経ていくとでもいうか。言ってみれば、「毎日がパーティーだぜ!」という考え方の真逆。
って、何書いてんのか良く分かりませんね(笑)。ともかく、終わってしまったことが予想以上に寂しく感じてて、ちょっと戸惑っている、ということです。

どちらのイベントも内容、集客共に大成功で、僕なんかが関わることが出来たのは、本当に幸運なことだと思いました。主催の方々始め、出演/関係者のみなさん、観に来てくれた方々、そして、少しでも気にかけてくれた方、本当に感謝です。

イベントの感想など書こうかとも思ったのですが、例によって長くなりそうなので(笑)、またの機会にでも。写真とかも無いし。


感謝と戸惑いとビーフハート_b0054702_413866.jpgあと、全然話は変わりますが、先月だったか海に行って、その帰りにドイちゃんちのベランダでバーベキューをやったのですが、やっぱ肉だからビーフハートだろ(笑)、てな感じで、キャプテン・ビーフハートをBGMに肉を喰ったわけです。んで、その時に、ホント久々に”トラウト・マスク・レプリカ”を聴きまして、こんなにカッコ良かったか!?とビックリして、それ以来、頻繁に聴いております。
いや、最初に聴いたときは、確か20歳くらいだったと思うのだけど、案の定もはや常套句のように「うわ、グチャグチャじゃん」とかいう感想で、ロクに聴きもしなかったのです。
んで、その後も、1stや”shiny beast”なんかは、割に日常的に聴くようになるのですが、”トラウト~”だけは、どうも聴く気にならなくて。少し前にオンザコーナーで芥川さんと、「”トラウト~”は、グチャグチャなのが目的で創ってますよね~」なんて話をしたくらい、最早無視みたいな感じだったのに。
しかし、あらためて聴くとやはり凄い! ちっともグチャグチャじゃないし。曲数が多いのと、曲調がバラエティに富んでるというよりか雑多なせいで、決して今でも聴きやすいアルバムではないのですが、車を運転しながら聴いたりしてると、ホントカッコ良くて、文字通りグイグイ引き込まれます。左右バラバラに鳴るペケペケしたギターと、ズンドコしたドラムの絡み合いが非常に良い。どこか爽やかな感じすらしてしまいます。あ、ビーフハートの声がちょっと暑苦しいかな、、。
というわけで、ビーフハート、CDで全部再発しねーかなー。

感謝と戸惑いとビーフハート_b0054702_4204734.jpgとか書きながら、当然"トラウト~”は余り人にはオススメできるアルバムではないので、もしビーフハートに少しでも興味を持っている人は、”shiny beast”を是非。これは結構聴きやすいし。元祖チェンバーロック(?)かな。

感謝と戸惑いとビーフハート_b0054702_4134146.jpgついでに、この夏一番良く聴いたのが、”Icy Demons"の3rdアルバム"Miami Ice"。これメチャメチャ良いです。何というか、謎な無国籍トロピカルサウンド。グラスに入った氷が太陽の光でゆっくり溶けていくような、そんな気だるいチェンバーロック。ヴォーカルの声が、XTCのアンディ・パートリッジそっくりの箱庭ボイス。それもまた気だるさを倍増させます。時間が止まってしまったような真夏の昼下がり。ビーチのスピーカーから流れるサンバのリズム。でも、暑くて踊れねーよ、みたいな感覚。もう最高です。
あ、この人達も明らかにビーフハート好きだな。是非。

by marr_k | 2007-10-01 04:27


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