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2005年 10月 26日
Art Blakey#5
 さて、今回は、先日の10/14の"Art Blakey#5"について軽くレポでも。

 この日は、あいにくの曇り空。僕が、機材やら何やらを車に乗せて会場のスターズ前のコインパーキングに着いたときには、すでに雨がポツポツ。ついてないなー、などと思いつつ、今のうちに金でも下ろしとくか、と駕町の郵便局に向かったらば、何と博多よりテッポーシンの車に遭遇。一方通行に絡め取られて、スターズとは逆の方向を向いていたのでした。「おぉっ!?」と驚きながらも、そのままその車に乗り込んで、会場まで案内。一度3号線に出てグルっと回るみたいな。
 んで、あー、こりゃついてるぜ、とテッポーシン御一行とスターズに入ったらば、何と東京からのゲストのエレヴェーションがもう先に着いたらしい!? 一度も電話とか無かったのに、、。なんでも、レンタカーに付いてるナビが凄いらしくて、一発で分かったんだって。スゲーなー、ナビって。

 テッポーシンとエレヴェーションの皆と挨拶など交わしつつ、そのままテッポーシンのリハへ。今日は、我々ドイも劇入浴もヨーグルト/高野君も仕事の関係でリハ出来ず。なので、割にゆっくりした感じで進む。ていうか、テッポーシン、リハの段階でもうメチャメチャいい! 僕は、カレーパンを食べながら興奮。
 続いて、エレヴェーションのリハへ。ギターはエフェクターではなく、アンプで歪ませるとのことで、スターズのフェンダーのナントカっていう、アンプとキャビが分かれてるヤツで試してみてもらったのだけども、スゲー音がいい! 文字通りカミソリのような超ソリッドな音。ショートディレイを絡めた謎なハウリング・ギター! 演奏もかなりタイト。バランスなどチェックしつつとりあえずリハ終了。

 これは、楽しみだぜ、などと思ってたら、いつの間にか外は土砂降りになっていた、、。よって開演の7時半になってもお客さんはほとんど来ない、、。でも、もう始めなきゃ、てことで、一番手は我々ドイ。劇入浴/宮原に無理矢理キャッシャーを頼んで強行スタート。宮原に感謝。仕事を終えた小野君が着いたのは7時くらいか。妙なテンション。最近気に入ってやってる”テストパターン”て曲の超ショートカット版からTシャツの元ネタ”ノンポリ”まで、なんかもうよく分からないうちに終わっちゃいました。ていうか、俺弾けなさ過ぎ、、。山口君にも弾けなさ過ぎだと責められる。クソー。練習だね。
 ともかく、僕達がやっている間に、お客さんがたくさん来てくれる。雨の中、本当に有難い。 

 二番目は、博多よりテッポーシン。リズム隊はサポートなのかな。ともかく音が明らかに魔法掛かってる。グルグルグルグルと回転。迷い無きエイトビート。ビッグマフが踏まれ空気が膨張。途中、浅田君のアンプが壊れた!?と思ったら、シールドが半分抜けてただけ、みたいなこともありつつ、もう終わり!?と思っちゃうほど素敵な演奏。たくさんの人に好評。

 僕は、よく思うのだけれど、人の心を動かす演奏、というのはどういうものなんでしょうね? それは、斬新な方法論でもなく、演奏技術でもなく、無闇に魂を込めたような音でもなく、それこそ曲が良いとかそんなことでもなく、純粋にそこに何か音楽の本質を表す瞬間を生み出せるかどうか、それに尽きるのではないのかなぁ、とテッポーシンを観ていて改めて実感しました。微かな空気の振動、むしろ積極的に音を出そうとしている時でない時の響き。音が鳴り始める直前の弦の擦れやスネアのアタックのほんの少し後のスティックがヘッドの表面をなぞる瞬間。そんな細かなディテールの絡み合いこそがその空気を創り出しているのかもしれない、と思いますが、どうでしょうか?

 そして、次は、東京より遥々こんな僻地熊本に来てくれたエレヴェーション。こちらも凄いかっこよかった! 密かにかなり練りこまれた楽曲。タイトなリズム。本当に電気ショックのようなギター(どうやって鳴っているんだ?)。想像力溢れるボーカル。これまた、もう終わりなの?って感じでした。演奏の鳴り自体の鋭さも凄かったのですが、何よりもA-ho嬢のボーカルがかなりフックになっている印象。とにかく曲のクオリティが高い! 多くの所謂New Wave系のバンドって、ある意味アイディア一発みたいなところがあるのですが、まぁ、それはそれで好きなんだけれども、エレヴェーションは、そんなアイディアが、そのまま必然的に楽曲として仕上がっているような感じを覚えました。ギシギシと絡むリズムとブレイクからのリスタート。演奏もメチャ上手い。来月アルバムがマングローブから出るようなので、要チェックですよ。タワーに在庫で入るといいな。

 続いて、劇入浴へ。ドラムのシモンは、仕事が終わって福岡から自慢の外車を飛ばしてやって来た。よってネクタイを締めたままのサラリーマンスタイル。前回の初ライヴの衝撃から観る人たちの期待感が会場からヒシヒシと伝わる。ちょっとやりにくそうかな。インストだからマイクは要らんやろ?とマイクを取り去ったので、宮原の生声のMCが受けた。ていうか、宮原のMCとか初めて見たような。モジモジしやがって。ともかく、演奏は相変わらずの謎なインスト。ジャズやボサノバ仕立ての複雑なコードとリズム。変展開するブレイクと瞬発的なダイナミズム。宮原はこんなにギター上手かったかぁ? それにしても、このバンド何に近いかなぁ。俺的には、去年くらいに出たジョン・オブ・アークのアルバムの雰囲気に近いと思うのだけど。あと、Karateあたりとか。でも、この日は、さすがにシモンがちょっとお疲れな感じでしたね。次は、ベストな状況でやってもらいたいなぁと。

 この時点で、イベント終了予定時刻を余裕でオーバー。うーん、まぁしょうがないな。

 トリは、これまた仕事が終わって駆けつけたYogurt et Kinoko。今日は高野君一人。ガットギターとトイピアノと歌だけのシンプリシティ。カエターノの"テーハ"から始まり、カバーとオリジナルを織り交ぜてのステージ。ていうか、ホントにクオリティに遜色がない! なんか昔よりどんどん純化されていっている気がします。以前は、割とパロディ的側面も多かったのだけれども、今は、純粋に表現力の高さに目を奪われることの方が多いような。例えば、トイピアノにしても、あ、トイピアノ、可愛いなぁ、なんて感じじゃなくて、高野君の表現にトイピアノが必須になってるのだなぁと。もはやもうギミックじゃないという感じ。まぁ、仕事をしながら音楽を続けるというのは、どうしても時間が限られてくるわけで、自然とそういうスタイルになってしまうのかもしれませんね。 ともかく、僕は今の方が好きかも。最後に、僕とかも入ってインプロセッションしようか、などと言ってたのですが、時間が無くて断念。残念。

 11時過ぎに、アートブレイキー終了。また、押しちゃいましたね。雨の中来てくれた人たちに、心から感謝の意を。打ち上げは石松茶屋。
 エレヴェーションは、ツアー初日で体調が優れないとのことで、僕がお勧めしていた、元湯らっくすのゲンキスクウェアで一泊するとのこと。ここ結構面白そうなんだよな。俺も今度行こっと。というか、東京はもう割と寒くて風邪が流行ってるんだそうで、熊本の異様な暑さにやられてました。だって、10月半ばに夏日っておかしいでしょ。
 石松茶屋では、通行人仕切りの元、無闇に馬尽くし。馬刺しはもちろん、僕達ですら食べたことの無い、何だっけ、馬の串焼きみたいなの、とかを頼みまくり。後半は、グダグダのロック研モード。
 そんな感じで、一日が終わる。次回のアート・ブレイキーは12月の予定です。

 翌日、博多にエレクトローカルを観に行ったのだけれど、これまた本当に凄く刺激的でした。どのバンドも、完全に独自の音楽。6バンド中、なんと半分がツインドラム! もうメチャメチャかっこいい。ドイもツインドラムにしようかな、と思うくらいの衝撃。でも、セッティング大変そうだな。

(デジカメのデータが何故か壊れちゃって、撮ってた写真が載せれず、、。デジタルなんて信じられないぜ。)
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by marr_k | 2005-10-26 00:05 | Comments(2)